ライオンはシンプル

BigE2004-11-26

新宿に出た。街はクリスマスモードに突入していた。最近は山下達郎よりも竹内まりあの歌で年末を感じる。

先日、「トリビアの泉」を見ていたら、ライオンのオスは群れを乗っ取ると、前の生殖能力を持ったオス(最近はサルもそうだが、ボスという言葉を使わなくなった)の残していった子ライオンをすべて殺す、という話をやっていた。
子どもの頃は動物に関する情報が大好きだったので、その話も何となく記憶の片隅にあった。
映像は、子ライオンをもてあそぶように殺す、自然の厳しさにあふれるライオンの姿をリアルに捉えていた。
そんな侵略者の手を逃れて、独り強く生き延びるライオンはいないだろうか。そしていつしか自分の父や兄弟を手にかけたライオンに復讐を遂げる、それが白いライオンだったりするとなおベスト…。

理由については知らなかった。遺恨を残さないように血脈を根絶やしにするのかと漠然と考えていた。ちょうど「ゴッドファーザーPARTⅡ」のように。
しかし、実際のところ理由は至ってシンプル。子どもがいて育児をしていると群れの雌ライオンは妊娠しないからだという。
理屈はわかるが、何だか少しライオンを見くびっているような気がする。
あれだけ残酷なことをするのだから、いろんなことを考えてると思いたいだけなのかもしれないけれど。
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