かたす

家の中は、もはやどこから手をつけてよいか、わからない状態。
オマケに指令塔(母)が不在。取りあえず亡父の膨大な蔵書を片づけることに。
いずれ読みたいと思っているものだけ選び、書棚に戻すという作業に没頭した。

母は三度目の震度6以来、新潟に避難していた。
だが、ようやく余震も収まってきたので長岡に帰ることにしたのだ。
しかし、帰りの信越線に大きな忘れ物をしていた。
母の名誉もあるので内容は秘すが、とても大切なものだったのだ。
地震並みの衝撃だったが、幸いにもそれは見つかった。

家の中は数人掛かりで何とか形にはなった。
細かい掃除は日々こつこつとやっていただくしかない。