採点が甘い

iTunesのマイレートを付けている。携帯オーディオへの転送に便利だと思ったのだ。しかし、気がついてみれば★五つが約70%。これでは意味がないので、★を減らしていく作業をしてみた。★五つが全体の50%になった。まだまだか。

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テレビ東京の「元祖大食い選手権」を見る。故郷の新潟が決戦の舞台。魚沼米や寺泊の浜焼きイカ燕三条系のラーメンと、馴染み深い食べ物が出てきて楽しめた。
しかし、回を重ねるごとに違和感を覚えるようになっている。その一つはラーメンのスープだ。どんどん丼を積み重ねていくのは豪快な印象があるが、いかにももったいない。そして食べ終えた丼に麺が残っていないか網で探るのも画的にどうか。やはりスープまで飲みきって積み重ねていって欲しいし、その方が説得力もあると思う。
また、玉子かけごはんもいいが魚沼米で行う必要があったのか。水も空気もきれいな塩沢で採れた米はかなりの高級品。それに新鮮な玉子をかければ最高のご馳走だ。しかし、大量に食わせるのはどうにも引っかかるものがある。自分が子どもの頃は炊き立てのご飯に玉子など滅多にかけさせてもらえなかった。かけていいのは冷や飯を蒸かしたときだった気がする。今考えれば微妙なルールだが、それだけ炊き立てのご飯を神聖化していたのかもしれない。父が飯に何かをかけることを嫌ったためでもあるが。せっかくの魚沼米を使うなら、純粋にご飯だけを食べ、予選のパン戦におけるジャムのように、玉子は自由に食べられるようにして欲しかった。
しかし、こうしたことが気になるのは単純に年をとって食が細くなった影響なのかもしれない。以前は自分ならどのくらい食べられるかを意識して見ていたような気がする。それが到底できなくなった今、せっせと番組のあら捜しをしているのだ。