レネーは苦手だと観てから気がついた

祭日ということで映画を見に吉祥寺へ。
先日知ったのだが、新宿東亜系では誕生月なら1000円で観られる。身分証をもって窓口へ。いろいろ検討した結果「シンデレラマン」を選んだ。
いわゆるアメリカン・ドリームを描いた映画で、思い切り泣けるとの触れ込み。確かに泣きの要素も多いが、アメリカの大恐慌時代や、当時のボクシング事情などが描かれ、興味深く楽しむことができた。
少し引っかかったのが、主人公が港湾作業で知り合う仕事仲間の姿。友人は国は何もしてくれないと嘆き、酒(アイルランド系移民なのでとにかくビール)におぼれ、組合運動に参加する。しかし、主人公は難しいことは国に任せておけと諌める。そして、自らは過酷な生活に耐えてみせ、そして訪れたチャンスを掴む。
国を信じていれば何とかなるということか。
貧しい人々が済みつき村落と化したセントラルパークも描かれるが、先日のハリケーンに襲われたニューオリンズを思い出させた。

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映画のおかげですっかりビールが飲みたくなった。ワンパターンだが、いせや本店へ。今日の「楽しみ」はヒレカツ。10数年通っているけれど初。カラッと揚がっていてなかなか。