[映画]年齢層は高い

砂の器 [DVD]
デジタルリマスター版で公開されている「砂の器」を観に行く。密かにロングラン上映で、先日は丹波哲郎加藤剛の舞台挨拶も行われた。始めて見たのはレンタルビデオで、その後もテレビで放送される機会があれば必ずと言っていいほど観ている。それでも始めてスクリーンで観たことで気づかされたことはいくつもあった。丹波哲郎演じる今西ら刑事たちの捜査や会議がいちいち暑そうなこと、昭和の東京、日本の原風景とも言える田舎の描写が強烈に印象に残った。また、今西がやたらに旅をするのだが、これも魅力的に映って仕方がなかった。食堂車でビールと弁当を楽しむなど、もはや国内では不可能な旅のスタイル。ちょっと羨ましかった。