新潟中越地震

 新潟が大変なことになっている。
 連日、地震報道をチェックするためにテレビをつけているが、日を追うごとに報道は少なくなっていく。
 すべてがそうだとは言わないが、報道は衝撃的な画を求める傾向にある。地震の物理的に見える被害状況を画でほとんど伝えきった今、ニュースバリューがなくなったということなのだろう。
 某巨大掲示板では、小学生の女の子がなくなったことについて同級生にコメントを求めて泣かせた、日本テレビの報道について議論が紛糾している。
 NHKの報道は避難所でのインタビューの際に疲弊している被災者が休んでいる毛布の上に土足で上がり込んでいる。
 フジの報道で現地に乗り込んでいる木村太郎は、視察に来た小泉を楽しげな表情で大声を出して呼び止め、「凄いでしょ!」と語りながら握手。さすがの小泉も戸惑いながら「凄いねぇ・・・」。
 被災の状況や援助物資の状況を伝えることも重要だが、疲れきっている被災地に対してもっと配慮のある報道が必要だろう。

 もちろん、国のアクションも遅すぎると思う。地震に対する補正予算案を次の国会にかける予定があるとか、言ってたけれど。来年の話じゃ、鬼が笑うって。

 そんな中、イラクで日本人が拉致されたという報道が。もう前回の様なわけにはいかない。どうしたらいいのだろうか。